間に合います子宮頸がんワクチンキャッチアップ接種

  • 2024.10.26

かねてより、子宮頸がんワクチンキャッチアップ接種もつきまして、令和6(2024)年9月までに1回目の接種を始めなければならない旨を「重要なお知らせ」で申し上げておりますが、接種できなかった方に対して、まだ間に合う旨のご案内をします。

2024年10月現在での3回接種可能な具体的日程は、当院の休診日(毎週木曜日)や年末年始休みを考慮しますと、

(1) 令和6年11月27日(水曜日)までに1回目の接種を済ませますと、
(2) 令和6年12月27日(金曜日)または12月28日(土曜日)に2回目の接種をすることができます。
(3) そうすると3回目の接種は、令和7年3月28日(金曜日)3月29日(土曜日)3月31日(月曜日)にできて、間に合います。この日程が最終となります。

これ以降になりますと、令和7年3月末までに3回目の接種を終了することはできなくなります。しかし令和7年3月末までに1回目、2回目の接種を行った場合は定期接種として認められます(無料で接種できる)ので、3回目が令和7年4月以降になってしまっても自費での接種は3回目だけで済むということになります。
その理由は以下に示しますが、子宮頸がんワクチン(シルガード9)の添付文書に従ったものです。

子宮頸がんワクチンの添付文書には、「なお、本剤の2回目及び3回目の接種が初回接種の2ヵ月後及び6ヵ月後にできない場合、2回目接種は初回接種から少なくとも1ヵ月以上、3回目接種は2回目接種から少なくとも3ヵ月以上間隔を置いて実施すること。」と書かれています。これに従うと、4か月で3回の接種が終了できることになります。
これは子宮頸がんワクチンの臨床試験時に接種時期(間隔)に幅を持たせて居たためです。短い間隔で接種した方々だけのデータを集めて検討されたものは無いのですが、臨床試験で使われたデータ(有効性を示すデータ)の中には4か月で3回接種した方も含まれています。

令和6(2024)年10月になってしまっても、3回接種を完遂するチャンスがあります。諦めないでご相談ください。

 

尚、2024年10月より、インターネットによるワクチン接種のご予約を当院サイト経由で受け付けができるようにいたしました。
詳細は、「ワクチン接種のご予約はこちら」ページをご確認ください。

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